
[神妙に読み進む様子]
面白さ:★★★★☆
読みやすさ:★★★☆☆
著者:Jeffery Deaver
さてAngels & Demons(天使と悪魔)を読んで気分が沈んでいたので、気分転換にJeffery DeaverのThe Bodies Left Behindを再開することにしました。で、昨日読み終わりました。(中断した理由はコチラ)
感想は、「なかなか楽しめた」です。もちろんこちらの本も、殺人事件を取り扱っています。あんまり明るいラストではありません。ただし、Jeffery Deaverのストーリーテラーとしての才能が存分に発揮されており、定評の「ジェットコースターに乗っているような話の展開」を楽しめます。そして、人間の持つ業の深さを思い知らされることはありません。そんな訳でごく普通に読み終わり、評価も星4つと、少し高目に設定しました。
ところで、これは私の心境というよりも著者の心境変化だと思うのですが、この作品は昔のような迫力ある展開にはなっていません。過去の彼の作品には殺人者の心理に対する恐怖や、自らの能力が制限されること等に対するストレスがありました。しかし、そういう部分が消えつつあるようです。それから彼の興味なのですが、普通の家族関係等に移って来ているような気がします。舞台もウィスコンシンの田舎の森という設定ですし、主人公は有能だけれども、基本的には普通の女性警官です。つまり、どこにでもある場所が舞台で、どこにでもいる人達が主人公です。
Jeffery Deaver氏は一度離婚して子供もいるけれども、たしか今は独身だったかと記憶しています。そういう状態で歳を重ねると、最後は自分の周りを取り巻く身近なことに興味が移っていくのでしょうか。ま、私も40過ぎたおじさんになって、殺人狂と呼ばれる人たちの心理に興味はなくなって来たような気がします。むしろ最近は、身近にいる人達の言動の方が興味深いです。
さてそういえばキャサリン・ダンスシリーズのRoadside Crosses、オーディオブック(朗読CD)は先行販売されているようです。はてさて、今回は一体どんな結末が待ち受けていることやら。楽しみです。
では。
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