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2009年5月

2009年5月24日 (日)

読後感:The Da Vinci Code

面白さ:★★★★★

読みやすさ:★★★☆☆

著者:ダン・ブラウン(Dan Brown) 

総語数: 138,216

 さてDan Brwonのダ・ヴィンチ・コード(The Da Vinci Code)、ようやく読み終わりました。文句なしに面白かったです。これぞ大衆向け娯楽サスペンス小説の決定版というところでしょうか。ベストセラーになったり映画化されるのも、なるほどだと分かりました。

 ところでこの小説、非常に日本的(?)であることに驚きました。なぜなら悪者がいないのです。

 いや、もちろん殺人事件なので、犯人は存在します。しかし作者は、犯人まで赦してしまっています。普段読んでいる本とは違って、規定の概念に捕われない斬新さがあります。そして人間であることの喜びや悲しさが、さりげなく描かれています。また、このような内容に加えて、緻密なプロットで構成されていることから考えても、作者のDan Brownって相当頭の良い人であるような気がします。

 著者近影も見てもカッコ良く写っていますし、なにより表情が印象的ですね。思わず他の作品が読みたくなって、Angels & Demons (ラングドンシリーズ第一作)を購入してしまいました。(^_^;)

 ところでこの小説ですが、実は数年かけて読みました。おかげで英語力の向上を体感することができました。実は数年前にebookで購入して冒頭部分だけ読んで、そのまま積読となっていたのです。最初は陰鬱な殺人場面の描写から始まるし、当時の私には少々の荷の重い難易度の英語。内容は理解出来るけれども、日本語の小説のように臨場感を感じられませんでした。当時は英語を勉強する必要もなかったし、あっさり読書を中断することにしました。

 しかしAngels & Demonsが映画化されるということもあって、勿体ないので再開した次第です。(^_^;)

 で、あらためて実感したのは、文法力は大切だということですね。昔は理解出来なかった倒置や省略や関係詞といった文章も、今では理解出来るようになっていました。そのおかげで、まるで現場にいるような臨場感を持つ事が出来ました。例えばわざわざ語順を崩したりするのは、作者として強調したい部分があるということです。そういう部分まで理解出来るようになると、日本語の小説を読んでいるような感覚に近くなって来ます。

 ちなみにDan Brownは昔は英語の先生だったそうですし、主人公がハーバード大学の教授なのでスラングも出てきません。教会用語は慣れれば大したことはないので、英語学習という面でも良い教材だと思います。

 と、いうことで、またオススメの一冊が増えてしまいました。ただしあまりに斬新な内容なので、キリスト教徒の人にはショッキングな内容かもしれません。その点は注意した方が良いです。そういえばebookでAngels & Demonsを米国からebookで購入しようとしたら、日本向けには販売禁止となっていました。もしかしたら、内容が斬新なことが原因かもしれませんね。

 では。

 

 

The Da Vinci Code
The Da Vinci Code Dan Brown

おすすめ平均
stars映画よりずっとオモシロい
starsおもしろい。
stars参考文献を調べるのには原書は必須
starsI couldn't put this book down
starsI couldn't put this book down.

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Angels and Demons.
Angels and Demons. Dan Brown

おすすめ平均
starsイラスト付きの方が断然面白い
stars読み進め易くなかなかおもしろいが・・・
stars親の話は最後まで・・・
starsこれはPocket Booksペーパーバック版のレビューです
stars“A hundred thousand miracles are happening every day” (Flower Drum Song)

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2009年5月16日 (土)

読後感:Congo

[英語力不足でうちのめされた様子]

 

面白さ:★★★★☆
英語の難しさ:★★★★☆
語数:82605語

著者:マイケル・クライトン(Michael John Crichton) 

 さてマイケルクライトン(Michael Crichton)のCongo、ようやく読み終わりました。内容は上手にまとまっているので、星4つとしました。ちょっと甘いかもしれませんが、SF冒険小説としては楽しく読めました。その点を評価しました。

 ただし正直、クライトンの中では凡作になるでしょうか。いろんなことを盛り込んでいるせいか、今ひとつテーマが伝わってきません。また、当時は最先端の技術内容かもしれませんが、20年近く経過した今では、ちょっと登場する武器やコンピュータが陳腐化しています。また取り上げ方も特筆すべきところがなく、「マイケルクライトン(Michael Crichton)にしか書けない小説」ではありません。

 それに私だけかもしれませんが、英語が難しかったです。最近は200語/分ペース程度まで実力つけたと思ったのに、この本は100語/分程度のペースが精一杯でした。いやはや、辛かったです。

 ただし彼にしか書けない小説ではないですが、先のコメント通り、内容は上手にまとまっています。アフリカの奥地に眠る謎の遺跡とダイヤモンド鉱脈を求めて、最新技術を装備した探検チームが派遣されます。現地で待ち受けるのは、ゴリラのような「謎の生き物」。そういった数々の課題や、時間との競争にハラハラドキドキしながら、物語は進みます。

 誰かが言っていましたが、クライトン版「サルの惑星」といったところでしょうか。

 それにしてもチンパンジーやゴリラって賢いんですね。もうこれからは「サル知恵」とか「猿真似」という言い方は出来ないです。

 では。

 

 

Congo
Congo Michael Crichton

おすすめ平均
stars“Jurassic Park”の前哨戦
starsOpinion
stars手に汗握る最後の決戦!
stars動物と人間の違いは何でしょう?

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2009年5月 9日 (土)

読後感:RISING SUN

[気になった箇所は付箋紙でマーク]

 

面白さ:★★★☆☆

英語の難しさ:★★★★☆

著者:マイケル・クライトン(Michael John Crichton)

総語数: 103,082

 さてMichael CrichtonのRISING SUN、ようやく読み終わりました。いやはや、今回は疲れました。ページ数は大したことないですが、読んだ後に疲労感が残ります。米国知識人から見た日本人像を知ることが出来て、勉強にはなりましたが。

 そう、この本のテーマは、「日本人とは何か。そしてアメリカ人とは何か」です。内容は日本企業が建設したビル内で起こった殺人事件を扱っており、ミステリ小説と言うのが良いかもしれません。ミステリとしての品質は優れたものであり、さすがMichael Crichtonといったところでしょうか。ただし前半は日本文化の紹介が中心なので、ミステリだけに興味がある人は、その部分を我慢して読み進める必要があります。

 ちなみに日米ハーフの登場人物が日本を嫌う理由を説明する部分では胸を打たれました。本当に、さすがMichael Crichtonといったところです。実に綿密に日本をリサーチしています。日米摩擦が激化した1990年代に執筆されていますが、当時の状況も良く分かります。

 でも、本当は結末を言ってはいけないのですが、この本には救いがありません。まず小説として、主人公がハッピーエンドになりません。それからMichael Crichtonは十分に親日的な視点を持っていると思うのですが、日本文化と米国文化がぶつかりあうだけです。両者を融合させよう考えは紹介されていません。まあ現実の世界で、わたしたちが努力していくべきことですが。

 とりとめなくなってすいません。では。

 

Rising Sun
Rising Sun Michael Crichton

おすすめ平均
stars流石、クライトン
stars日米貿易摩擦渦中に起こった殺人事件を暴く!
stars日本の強みとは?
stars90年代のアメリカから見た日本がよくわかる一冊
stars日本企業はどう見られているか

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