読後感:The Blue Nowhere

[同じ車が差し向かい:今日は良いことありそう?]
書名:The Blue Nowhere
著者:Jeffery Deaver
評価:![]()
総語数:116,420
まだThe Broken Winodwはereader.comで扱われていないことでもあるし、Jeffery Deaver作品でも評判の高いThe Blue Nowhereを読んでみました。(奇しくもThe Broken Windowも、コンピュータ犯罪がテーマであるようですね)
まあ私がコンピュータエンジニアのはしくれであることと、シリコンバレー(この小説の舞台)で生活したことがあるせいもあるでしょうか。文句なく面白かったです。珍しく、星5つの評価です。
ただしこの小説は殺人者と化した天才クラッカーと、警察に協力する天才ハッカー(服役中)の戦いですが、実に主人公の天才ハッカーが情けない性格です。米国でも、こういう主人公はある得るものだと感心した程です。(良く言えば、「ナイーブ」ですか)
さてそんな主人公なのに、どうして面白いのか。それはこういう言い方をすると失礼かもしれませんが、「物語になっているから」のような気がしています。さまざまな登場人物が、いろんな悩みを抱えながらも、生きていくことに対して力を合わせて頑張っていきます。必ずしも良い結果にならない人もいます。単純で米国的(失礼!)な勧善懲悪のストーリーではありません。こういうリアリティのある部分が、面白さの所以でしょうか。もちろんストーリーテラーとしてのDeaver氏の力量もすごいです。最後の1ページが終わるまで、気を抜いて読むことが出来ません。なかなか言葉では語ることが出来ません。ともかく、ぜひ実際に読んでみることをオススメしたいです。
ところで「英語上級者のためのCLトレーニング」や「英文法完全攻略」などで鍛えられていたせいでしょうか。いつもは2日以上が必要なのに、今回は1日少々で読み終わってしまいました。ただし不思議なことに、最初はいつもよりきつかったです。このところGraded Readersしか読んでいなかったせいか、文章が頭に入って来なかったのです。基本的には、一般的な文法しか使われていないのですが。
それからこちらは明らかにCLトレーニング本を読んでいる影響だと思いますが、登場人物たちの話す内容が印象に残りました。たしかに日本の小説とは会話の仕方や内容が異なります。今までは無意識に読んでいたせいで、迂闊にも気付かなかったようです。
Jeffery Deaver
おすすめ平均 
ここまで引き込まれるとは…!
小説として面白い。コンピュータの文化も覗ける。
読み出したらとまらない、ジェットコースター・サスペンス
コンピュータのプロにも読みごたえあります
個性的なな登場人物と展開の速さが魅力
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